ホイスコーレ札幌 第11期 第3回
2013年 09月 20日
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第3回講義 播摩光壽先生「『方丈記』を訪ねてー五大不思議と人と栖」
第3回講義 第11期「ホイスコーレ札幌」第3回の講義は、國學院大學北海道短期大学部特任教授の播摩光壽先生による「『方丈記』を訪ねてー五大不思議と人と栖」でした。(1)作者は誰か。鴨長明か。(2)文体は。平がな・カタカナ・漢字。(3)随筆か。を主題して、次の内容の講義をされました。一、『維摩経』の影響、二、『維摩経』と『方丈記』の構想、三、『方丈記』の構想、I,現実の世の無常の理、II,五大不思議に、実体験として無常を見る、III,身も心も置き所なきこの世~一般論としての無常の確認、IV,わが身の生涯の家と心―自身の経験としての無常の確認、V,方丈の庵での閑居の様、VI,閑居生活のすばらしさー経験者のみ分かる満足感、VII,閑居の生活への執着に対する自問自答と悟りー念仏と蓮胤、四、五大不思議(四大種)と自己の人生。これらから下された結論は、「作者は出家の蓮胤、したがって文章はカタカナ、方丈記は随筆ではない、悟りに至るまでの経過報告、論文でしょう」、でした。
講義終了後、留寿都村の村会議員の中村裕明さんから「ホイスコーレ札幌」受講生のボランティア参加の報告がありました。参加の様子、留寿都村その他を多くの写真を使って紹介されました。次いで、数名の参加者から活動の印象が述べられました。
by gyntgynt | 2013-09-20 00:00