ホイスコーレ札幌 第10期第6回
2013年 04月 25日
デンマーク留学 陶芸 北海道木賊焼
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第6回講義 冨士田裕子 湿原生態系の特徴とその保全
第10期「ホイスコーレ札幌」第6回の講義は、北海道大学植物園の冨士田裕子准教授による「湿原生態系の特徴とその保全」でした。多くの写真で説明されたその内容は、1.北海道の現存湿原、2.湿原の変遷、土地利用特に湿原面積の減少、3.湿原の現状と問題点、4.湿原生態系の保全に向けて、でした。北海道に多い泥炭地湿原の重要性を次のようにまとめられています。グローバルな視点:地球上におけるカーボン・シンクの一つ、生物多様性のホットスポットの一つ、特にラムサール条約登録湿地では渡り鳥の重要な中継地・生息地。ローカルな視点:地域固有の自然空間、貴重な生物の遺伝資源保存の場、気象条件の緩衝機能。先生による講義のまとめ:「北海道の70%以上の湿原が、この100年余りの期間に失われた。残った湿原 の保護と保全、修復は、緊急な課題である。都市のみならず田園地帯の湿原は、排水、地盤沈下、植生の荒廃など、様々な深刻な問題に直面している。」この対応のためには、科学的な知見の集積と研究者間の情報交換・共有、長期的なモニタリング、行政と市民、研究者との協働、協力の進展が必要であるとされました。
藤野在住の元印刷会社社長横山啓治氏からご自身の写された大雪の写真集「心の山大雪山」が受講生全員にプレゼントされました。
北大の横山隆先生から5月1日に計画している北大構内 ミニツアーの案内がありました。
6月1日に植物園見学が計画されています。
横山隆先生
横山啓治氏
第6回の会場は百年記念館でした。
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第6回講義 冨士田裕子 湿原生態系の特徴とその保全
第10期「ホイスコーレ札幌」第6回の講義は、北海道大学植物園の冨士田裕子准教授による「湿原生態系の特徴とその保全」でした。多くの写真で説明されたその内容は、1.北海道の現存湿原、2.湿原の変遷、土地利用特に湿原面積の減少、3.湿原の現状と問題点、4.湿原生態系の保全に向けて、でした。北海道に多い泥炭地湿原の重要性を次のようにまとめられています。グローバルな視点:地球上におけるカーボン・シンクの一つ、生物多様性のホットスポットの一つ、特にラムサール条約登録湿地では渡り鳥の重要な中継地・生息地。ローカルな視点:地域固有の自然空間、貴重な生物の遺伝資源保存の場、気象条件の緩衝機能。先生による講義のまとめ:「北海道の70%以上の湿原が、この100年余りの期間に失われた。残った湿原 の保護と保全、修復は、緊急な課題である。都市のみならず田園地帯の湿原は、排水、地盤沈下、植生の荒廃など、様々な深刻な問題に直面している。」この対応のためには、科学的な知見の集積と研究者間の情報交換・共有、長期的なモニタリング、行政と市民、研究者との協働、協力の進展が必要であるとされました。
藤野在住の元印刷会社社長横山啓治氏からご自身の写された大雪の写真集「心の山大雪山」が受講生全員にプレゼントされました。
北大の横山隆先生から5月1日に計画している北大構内 ミニツアーの案内がありました。
6月1日に植物園見学が計画されています。
横山隆先生
横山啓治氏
第6回の会場は百年記念館でした。
by gyntgynt | 2013-04-25 08:34