ホイスコーレ札幌 第11期 第4回
2013年 09月 27日
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第4回講義 岩原宏子先生 「ロシアの児童文学―作家オステルを中心にー」
第11期「ホイスコーレ札幌」第4回の講義は、東海大学准教授の岩原宏子先生による「ロシアの児童文学―作家オステルを中心にー」でした。その内容は、1.グリゴリー・オステルの略歴、2.主な作品 「38オウム」、「”ワンワン“という名前の猫」、「詳しい話」、「算数の問題集―わかりやすくない参考書」、「パパママ学」、「細菌ペーチカ」、「怪談集(学校の怪談)」、3.「有害な助言(悪い子とその両親のための本)」について、4.まとめとして、オステルのロシア児童文学における位置、でした。オステルの作品の特徴は、「ユーモア、風刺、ナンセンス、皮肉、誇張、視点の変化によって見慣れたものが違って見えるようにする、価値観をひっくり返す、パロディー、大人のずるさを描く、言葉遊び、非論理性、グロテスク、不条理な状況、ソ連体制への批判、タブーとされることを敢えて取り上げ、それをおこなうことにナンセンスな理由付けをおこなう、こまかいことと大きなものをつなげておかしさをだす」であると解説されました。質問を通して、日本人とロシア人との違い、共通性が話題になりました。






ロシア語で朗読してくださいました。


阿寒湖研修会についての打ち合わせが再度行われました。

▲ by gyntgynt | 2013-09-27 00:15